網張キャンプ場・多目的広場サイト(岩手県)
2008年 8月

所在地:岩手県岩手郡雫石町網張温泉
料金 ¥400/一人
休暇村 岩手網張温泉
網張キャンプ場

今回の盆休みは岩手の網張温泉のキャンプ場であります。
サラリーマンの夏休み・・・こういう機会には4〜5日かけての単身幕営旅に出たいものだ。
がしかし、帰省/Uターン渋滞にガソリン高騰、野営地混雑、家事もろもろ・・・と、冷静に考えれば無理しないほうが吉と思うのです。
とは言え、あれこれ言う割にはこんな風に温泉キャンプなんて具合に家族サービスもせにゃならんと言うワケだったりします(笑



このところ、愚図ついた天気続きで、家を出る頃は雨でもなかったのだが・・・



北上するに従い本格的な雨模様。
天気予報に反して、岩手全域に大雨洪水注意報まで発令される始末だ。
まったくもってキャンプなどと言う雰囲気ではないのだが・・・。
車中の皆はなんとも気にせず、という感じ・・・いいのか?そんなんで(汗



所々、強い雨に見舞われながら網張温泉のキャンプ場へ到着。
小雨状態で少しはマシな状況だ。
温泉館の真下に位置する多目的広場が、網張キャンプ場のキャンプエリアの一つ、フリーサイトのキャンプエリアだ。
キャンプ場は場所を違えて、林間の奥に広大なキャンプ場がある。
が、この多目的広場の方が温泉館に近く温泉に通うには利便性が良い。

さて、その多目的広場には既に数張の大きなテント&スクリーンが建っていた。
カミさんには温泉館へ受付に行ってもらい、こちらは広場の奥の炊事棟前に陣取ることにする。

と、そんな段取りをしていると、白鳥さんペアに声をかけて頂いた・・・初めまして!
白鳥さんは当HP「幕営居酒屋」で交流して頂いている方であります。
そこで話すうちに網張キャンプ場での合流と相成りました。
雨模様なので、挨拶もソコソコにお互い設営にかかります。



左手のmont-bellで揃えたスッキリしたサイトが白鳥さんペアのサイト、右手が我家の雑然としたサイト(笑
上のほうの建物が温泉館です。

雨も時折強く降り、風も出てきてやや荒れ気味の天気であります。
タープが突風で煽られて軋む・・・ロープのペグを念入りに打ち付けねばなりません。
ひとしきり作業も落ち着いて、大きい方のこちらのタープ下で一杯やり始めめましょうか。



白鳥さんの自作テーブル、これがまたオシャレ。
趣味のカメラの頑丈な三脚を利用したテーブル、角度が自由にセットできるので台は確実に水平に出来るスグレもの。
まずは、はじめましての乾杯であります。

     

前回、投売り品を拾い買いしたミニコンロは早速、長男マキの愛用品となりました。



もっと混んでいるのを覚悟していたがそれ程でもなく、落ち着いてイイ感じだ。
家族でのキャンプだと、やはり炊事場とトイレはしっかりしていた方が何かと楽である。

     

時折、風雨模様になるけれど、回復傾向にあってこうして雲も晴れて月明かりに照らされるようになった。
白鳥さんペアを交えて話が尽きませんね。
嬉しいものです・・・HPを通して同じキャンプ好きな方とお知り合いになれると言うことは。
そんなことを話しているうちに、もう夜が更けてしまった。



翌朝
夜中も何度か強い風が吹いたようだが、静かな朝を迎えた。
最奥の方に陣取ったライダーの鼾が凄く、我々が起きた後もしばらく鳴り響いていた。

     

網張キャンプ場の施設は、この多目的広場も奥の林間のキャンプ場も同じもので、トイレ棟も炊事棟も立派で快適である。
炊事棟には何と、エコ洗剤とスポンジもが常備されている。
低料金のキャンプ場でこうして便利に出来ているのは大したものである。

さて朝食の後、昨夜の濡れものなどを整理した後、温泉へ出向く。
なにせここは温泉地なのだ。
まずはココに来たら一度は浸かりたい、野天風呂「仙女の湯」。

      

温泉館から吊橋を渡り休暇村へ。
案内板の脇に料金箱があって、¥300/一人を入れるシステム。
以前は脱衣所に管理人がいてそこで入浴料を払っていたが、今は居ないので昔のように料金箱が置かれている。
休暇村の裏手から林に入っていきます。
約160m程度歩き、林の奥にあるのが野天風呂「仙女の湯」であります。

      

脱衣所は男女別ですが、湯船は一つの混浴の野天風呂です。
女性は入りずらいのですが、休暇村の受付でバスタオル代わりに「湯湯着」なるものをレンタル(¥300)できるそうです。

強い硫黄のにおいの漂う濃いお湯で、野天風呂の雰囲気のワイルドさもあって屈指の温泉である。
今時期はアブが煩いのが難点。
時折纏わり付くアブを払いながらの入浴だ。
ともあれ、この野趣満点の野天風呂をじっくり堪能です。
しかし入浴中はアブには噛まれなかったが、最後に来て脱衣所前で身体を拭いている時にアブの親玉に攻撃されてしまった(汗



戻ってしばらくするともう昼の頃合。
あれこれやって、落ち着いた頃に昼食の流れでコレに・・・



白鳥さんに頂いたお酒、二本も頂いたのですが家まで待ちきれず一本を開けてしまった(笑
白鳥さんと一緒に昼下がりの一杯・・・。
黄金色の良い照りがあって芳醇な純米酒だ、旨い。
こして連泊は良いですねぇ、野天風呂に浸かって昼酒ですよ・・・現世に戻れるのでしょうか?(笑

さて、このキャンプ場に泊ると温泉館の割引券が貰える・・・¥500/大人→¥400(¥100引き)だ。
ここの温泉館は休憩所も無料で過ごすことが出来て、入浴券を提示すれば一日中温泉館へ出入りが出来る。
キャンプ場宿泊者も同じ扱いで、入浴券を提示すれば一日中温泉館へ出入り自由なのだ。
これは秋田の「とことん山キャンプ場」に匹敵の温泉付きキャンプ場と言える。
とことん山¥840/人、網張温泉キャンプ場¥800/人で温泉入り放題。
ま、網張の場合はpm19時までの違いはあるが、2回も入れば充分モトが取れるというものだ。



広い内湯に眺めの良い露天風呂も付いており、どちらからも豪勢に湯船に掛け流されている。
お湯はもちろん、白濁、硫黄臭の硫化水素泉、いかにも温泉!という本格温泉なのだ。



この後、チビチビ呑み風呂に通っているうちに、もう夕方だ。
いやー、何もしない一日なのに早く過ぎてしまう(笑

     

白鳥さんからの差し入れのお陰で思いがけず豪勢になった夕食風景。
赤ワインが出てきたのには嬉しかったなー。
この晩は天気は安定して過ごしやすく、話も盛り上がって楽しい夜です。

気が付けばもう夜も更けてしまった。
静かになったキャンプ場の夜、こちらも寝ましょう。



翌朝、天気は曇り。
早い時間だが気分良く起床。
清々しく散歩。

     

網張キャンプ場、林間エリアを見てみよう。
温泉館の駐車場から林の奥に約140m入ったところだ。

      

あちこちにサイトが区切られていて、相当数のサイトがありそうだ。
お盆期間の終わり頃だからだろうか、こちら側の利用者は全く居ない。



今回も軽自動車に荷をすし詰め状態で出動の我家、一家四人こんなんでよく来るもんだ(笑。
が、しかし何より燃費が大違いなのだ。
ちなみに隣は白鳥さんペアの車。



さて、今日は撤収日。
軽く朝食の後は撤収にかかる。
うまいこと天気も雨にはならず濡れ物がないのが助かる。

am9時過ぎ、お世話になった白鳥さんペアに御礼と再会を期して散会です。
いやー、楽しかった楽しかった。
温泉も良かったし、外出せずゆっくりして堪能しました。

網張キャンプ場、来て見るとなかなかいいキャンプ場ですね。
今回は曇り続きで助かりましたが、真夏の日の強い時期は木陰のある林間側の方が良いかも知れません。
それでもスキー場もある高原の爽やかさは良いものです。
高原の湯の香溢れるキャンプ場・・・と言える場所だ。


番外
<視察:盛岡市立太田スポーツセンターキャンプ場>

      

帰路の途中、御所湖の周りを通りかかった時に見かけた無料のキャンプ場。
道路向かいのスポーツセンターで受付をするらしい。
カマド付き炊事棟、綺麗ではないが使えるトイレ、こじんまりとした草地のサイトと、キャンプ場としての体裁は充分。

スポーツセンターゆえ、他にも色々な施設があるらしい。
サイトの上のほうはアーチェリー練習場になっている。
隣にわんぱく広場なんて遊具広場もあるので、小さな子供連れでのキャンプには良いかも知れない。

道路沿いなのは情緒的にイマイチなのだが、町へは直ぐにつながっていて利便性が良い。
ひっそりの場所は嫌な向きには丁度良いかもしれません。




END



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