岩洞湖家族旅行村(岩手県)
2008年 5月

所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)

今回はドライブ幕営旅、気合を入れてドライブに精を出そうかと思う・・・ってこの天井知らずのガソリン価格高騰の折に?(汗
何がこうしてワタシを突き動かすのだろうか?
まだまだ世間に知られていない無料キャンプ場・野営地があちこちにあって、ひっそりとワタシを呼んでいるような気が(ry
こうなるともう完全に病気、そうクレージー・・・クレイジーケンバンド横山剣って・・・ちがうって(凹。

まっ、てなことで早朝6時、普段より早起きで車に乗り込む。
ミニととは起きがけから舌好調、うるさくてこっちも完全に目が覚めた(笑。



さて、まずは秋田へ向かう。
早朝なので渋滞も無くスムーズに移動できる。
このタイミングで時間を有効活用して、より多くの場所を見るようにするのだ。


<視察1  (太田町)関根緑地広場  秋田県大仙市太田町小神成字関根>

いつもの慣れたルートを横道に軌道修正し、メモを頼りに目的地に向かう。
キャンプ可マークの情報を得ていたのだ。

が、その目的地近くのはずなのに、別のキャンプ地を発見してしまった。
後に見た周囲にある観光案内看板にもはっきりとキャンプ場を示すテントの記号があり、キャンプ利用できるのは明白だ。

      

川沿いにある、とても綺麗な草地の広場。
木製のテーブル類もしっかりしている。
この広場は道路沿いなのだけれど、奥の方に入って行くと落ち着きがあって静かで雰囲気が良い。
草地の脇には一本の水道もあって便利だ。

   

簡素な給水所&カマドにトイレもあり、キャンプ場として設備状況は充分で過不足ない。
ここは思いがけずめっけ物したキャンプ地だ、これなら気軽に来て気持ち良くキャンプ出来るだろう。
また、綺麗な川沿いで釣り人には非常に使い勝手が良さそう、きっとこの地元の人たちが良く利用しているのだろう。


<視察2 大神成河川公園 秋田県大仙市大神成字下河原地内

さて、では当初目的のキャンプのできる公園は何処なのだ?
ふと川の向こうを見やると、どうも向こうも何やら整備されているらしい。
が、行き方が良く解らない・・・ぐるりと遠回りするような感じで回りこみ対岸の公園入り口に着く。

      

少し広めの開放的な草地の広場。
簡素なトイレに給水所、中のほうには東屋。
うまい具合に木立があって、夏季などには木陰が出来て良いだろう。
ただ、先に見たS広場に比べてゴミの散乱が目立ち印象が悪い。

この大神成河川公園と先の関根緑地広場は川を挟んで対面の位置状況だ。
ここも都合に合わせて気軽に来て利用できるだろう。


<視察3 小路又キャンプ場  秋田県大仙市(住所不明) 真木渓谷沿い>

さて、このエリアを案内する観光看板を良く見ると、この先の真木渓谷に沿ってテントマークがあるではないか。
前出の関根緑地広場も大神成河川公園にもテントマークがあり、キャンプ場として利用できることも確認できた。
渓谷沿いに進むと、先は登山口になるらしい。
これは見に行かねばならんだろう・・・、全くの予定外ではあるのだが。

砂利道をゆっくり上って行く、何処まで進んでも案内板にある処に着かない・・・根負けしそうだ。
やっと何やら見えた・・・最初のテントマークの場所だ。
袖川園地。

      

が、ここには古いトイレがあるのみで、砂利道から降りて入るとアスファルトの駐車場状態でテントを張る場所はない。
どうも釣り人が車を置く場所にしかなっていないのだろう・・・あるいはアスファルト上に自立テントを置くか。

気を取り直して更に奥地へ上って行く。
根負けしそうな道のりなのだ・・・昔行った宮城の大滝キャンプ場を思い出す・・・あの道路よりはだいぶ楽か。(笑

ふと開けた場所に出ると草地が広がり、看板がある。
何だろう?と車を降りて確認すると、案内板に記載のあったもう一つのテントマークの場所だった。
ここが小路又キャンプ場である。

      

・・・唖然、呆然、心不全??笑
あのー?只の草ボウボウの草叢なんですけど・・・これ、キャンプ場でっか?(汗
給水無し、トイレ無し。
う、う〜〜む!・・・と、只只唸るのみである。

シブイ・・・渋すぎるキャンプ場、これではまさに野宿ではないか・・・お?正当に野宿できるキャンプ場・・・か?
しかし、こりゃまた嬉しいキャンプ場ぢゃありませんか〜!
何にしても、この渓流沿いにある草ボウボウの場所では、この時期アブ、ブヨ、蚊が心配でしょうがない。
登山者あるいは釣り人に利用されるのだろうか?・・・まさかな〜?
がしかし、雪の降る前、晩秋の頃などにどうだろうか?テントはどれを?・・・なんて真面目に検討してしまう自分がコワイ(汗
一緒に行って見たいと思う強者のそこのアナタ・・・一緒に行きますか!!ぜひ御連絡を!(笑

   

この先500m程進むと、やっと登山口にあたる場所に立派なトイレがあった。
この周囲の渓流沿いの景色が秀逸、新緑が鮮やかで素晴らしいが紅葉時期も最高な場所だろう。

さて麓に降りよう・・・ここまで来た砂利道を慎重に下る。
うぅー、疲れた〜(笑

さて、麓の町に下りるともう昼前になっていた。
予定外の視察に時間が掛かってしまった・・・時間に少し焦りつつ次の視察地へ向かう。
次に向かう目標は更に遠く、本当にあるかどうか解らないがキャンプ場があるという。
うーん、しっかしもういい加減遠い!(爆
途中、東トロコ温泉で温泉に浸かって小休止。

で、北上を続け目星の場所付近に来たのだが・・・。
何処なのか全く解らない・・・廃墟跡すら見つけることが出来なかった。
気になるマークだっただけに、真偽を確かめたかったが曖昧なままになってしまった。
またの機会にちゃんと現地確認してみたい。



<岩洞湖家族旅行村 白樺林の広場>

さて、本日の視察は時間的にこの辺で切り上げねばなるまい。
今夜の宿営地は?・・・この辺りにも良い所はたくさんある。
前夜までは、あのお気に入りのひっそりした野営場も想定して今年の初張りを楽しみにしていたのだが・・・ちょっと断念せねばならなかった。

そこで第二案の幕営地へ向かう。
これの移動がまた遠い・・・。
青森への県境をウロチョロした後、一気に南下。
岩洞湖までとすると、今日は500km以上もドライブする勘定だ。

ようやく好摩まで下り、スーパーたますえで買い物。
この付近には最近大きなスーパーセンターも出来たが、たますえが馴染んでいて、ワタシはここの方が好きだ。
一本杉園地の脇を通り、岩洞湖へは何とかpm5時前に管理棟に到着できた。

半年振りに合う管理人さんに迎えてもらった。
湖畔側無料キャンプ場ではなく奥の白樺林の広場でキャンプが可能になったのは、ワタシが2年前に相談を持ちかけたからである。
以来、白樺林でキャンプする人が増えたと言う。
そんな話をしながらそのきっかけを作ったワタシとしては、「今年もまた訪れる人が多いと思うのでヨロシク」とささやかな土産を手渡すのだった。

     

相変わらず、なんとも素晴らしい白樺林・・・こんな素晴らしい場所に無料でテントが張れるのだ。
今日も落ち着いた雰囲気がする、この素晴らしい白樺の林の景観の他に何が必要だろうか。

新緑が濃い・・・日の射す風景も良いが、実は意外に曇りの日の新緑も落ち着いて良いものだ。
ここの風景は、完全な晴天の日よりも少し曇り日のほうが、憂いがあってとても良いと思う。
この広場へは冬季閉鎖期間を経て、半年間じっと来訪できるのを楽しみにしていた。

      

昨年と同じ状況、綺麗な広場、簡素な水場からは冷たい水、綺麗に掃除されたトイレ棟。
気分上々で、いつものカマドの付近に陣取る。

設営もそこそこに、もう焚き火を始めている(笑
とにかく白樺の薪はインスタントに燃えてくれるのだ。

薪は御覧の通りの豊富な備蓄があり、今シーズンいくら燃しても余りそうだ(笑
手前の左側の薪が昨年積んだ分で良く燃える、奥の右側のはまだ早い。

     

ジツに心地良く、白樺林を眺め堪能しながら腰をおろしているだけで幸せな気分になってくる。
マッタリ呑み始めると、夕刻も過ぎた頃合になっていた。

まだアブは飛んでないが小さな蚊は飛んでおり、纏わり付いてくるのが難だけれど、ワタシには大した問題ではない。
どうしてもこれからの季節はキャンプ場などアウトドアにはアブ、蚊の類は避けられないだろう。
その点から言えばこの幕営地でのベストな時期は、ズバリ、9〜10月の僅か2ヶ月である。

      

暗くなり相変わらず静かな広場である。
焚き火を前に陣取るミニとと。
太い丸太をくべるのだけれど、白樺は燃えるスピードが速いのだ・・・適宜補充が要る。
薪は白樺の他にも桜の枝も混じりあって、煙の匂いもなかなかイイ感じだ。

奥の森の方からはふくろうの声が聞こえる。
あとは焚き火の爆ぜる音が時折響くのみ・・・。
夜も更け、名残惜しいが今夜も就寝の頃合。



翌朝は強い雨音で目が覚めた。
もう明るくなっており、am6時だった。
予報どおり雨の朝だ。

まずは湯を沸してインスタントコーヒーを啜る。
良い具合に小雨になったりするので、白樺林を堪能しに散歩する。
雨に濡れた白樺林の新緑はまた格別に濃い感じがする。

   

岩洞湖に来てここの白樺林の広場でキャンプをするのなら、ぜひマッタリとこの景観を堪能して欲しい。
・・・岩洞「湖」に来て「林」でキャンプと言うのも何かミスマッチなのかな?笑

帰り際に、今来たばかりの管理人さんと懇談、キャンプ談義。
名残惜しく、早めに出立。
やはり、この場所はワタシにとってはとても好い幕営場だ。


<視察4:大野台キャンプ広場?(岩洞湖園地)>

さて以前にも覗いていたのだが、今回は話が聞けたのでレポする。
岩洞湖家族旅行村から一本杉園地方面への砂利道を進み、西側への湖畔に沿って分岐する。
しばらく湖畔に沿って進むと、何やら小さな広場が見える。
看板には大野台ビレッジ管理棟とある。

      

管理棟の前を過ぎて、水道が一つ、こじんまりした広場では車を横に付けてテントが張れる。
トイレはかなり辛い。

  

更に奥の方にはイイ感じの湖畔前の白樺林。
この辺りはなかなか雰囲気は良い。
水道にトイレ、テン場とキャンプ場としては全く問題無い。

管理棟(何の??)におじさんが居たので話を聞く。
小屋の中では薪ストーブが焚かれて暖かい。
キャンプの可否を聞くと、たまにテントが張られキャンパーが居るという。
この管理棟は特にキャンプの管理はしておらず、受付も何も関係ないという。
「好きにキャンプして良いよ、水もトイレもあるから」、要約するとそんな感じだ。笑

ここのメリットは白樺林と湖畔沿い、車乗り入れ可、超ワイルド・・・。
が、やはり先の家族旅行村の清々しい白樺林が先にあるのでは、選択肢としては厳しいレベルには違いない。
とは言え、ここも無料キャンプ場の一つであろう。





END





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