三崎公園キャンプ場(秋田県)
2008年 4月

秋田県にかほ市象潟町小砂川三崎クツカケ1-2
¥300/一人

桜の季節です・・・ワタシの生息地でも桜が満開である。
其々、桜を口実に花見宴会に向かうのだろう。
が、実はワタシの様な幕営愛好家にとって、花見時期、GW、盆休みなどそういう時期ほど悩ましいことは無いのだ。
ナゼって?そりゃ、人が多く集中するからです(笑
観光地の周辺は渋滞で混乱するし、ストレスの溜まった人たちのトラブルやゴミの山。
普段はひっそりしたキャンプ場へもこの時期ばかりはキャンプマナーの心得を持たない人達が押し寄せ、占領されるのだ。
幕営先の選定には気を使わされる(笑



さて、そんな経緯で目的地は遠い場所、まだ花見には早い北東北へ出向くのだ。(笑
二週連続であのワタシの隠れ家的な北東北の野営場へ?とも、心が躍る・・・あそこは好いね。
で、目覚めてみると早起きどころか、頭が痛い・・・決して二日酔いではないぞよ(笑
ノドも痛いし鼻詰まり・・・これって風邪?
ふむふむよ〜し、野営の焚き火の煙に燻されて治すど!!(ばき

そんな訳で遠路遠征は断念となり、二次案にしておいたキャンプ場へと粛々と進む。
山形へ入り酒田へと出て日本海の海岸線、秋田県境を跨げば直ぐに風光明媚な三崎公園へ到着する。
道すがらの天気は悪く、時折雨、強い風・・・今日はその先の「飛の崩れ」は適さないはず、風ビュービューだろう。

しめしめ、サイトにはテントは無しで貸切になる。
受付して設営をはじめる。

      

風はあるが弱く、テン張りには好適だ。
今回は少し奥側、落ち着く良い場所である。
管理人に頼めば場内に車両(2輪)を入れられるようだが、極力、こう言う狭い管理サイトには車両は入れないで欲しい。



札には2番とある、ということは開設は今月4月からなので、今回のワタシの前に一組利用者が居たということか。
う〜〜ん!悔しい(笑・・・一番乗りを逃したか(笑



こう言う風に、ポツンとテントが一つだけ、というのが清々しい。
場内はとても綺麗。



ゴミ一つ落ちておらず、炊事棟周りも清掃が行き届いている。
管理人駐在キャンプ場のメリットだろう。
ここの管理人さんも良く整備作業をしてくれている。

    

公園入り口の桜は4分咲きだったが、場内の桜はまだ蕾。
次週末にはお花見キャンプができる状態なのだろう、一週間早かったね(笑。
周囲は強風状態で、白波が立っている。
プンと潮の匂いと波の音・・・これが象潟の日本海沿岸での幕営の特徴だ、三崎公園も飛の崩れCも素晴らしい。

一段落して温泉。
いつもの「はまなす」・・・遠いけども、ミニととが露天風呂が良いと言うので仕方ない。
とにかく、象潟に来たらこのツーンとする独特なヨード臭と強塩な温泉が好い。
象潟の旅情とでも言うべきか・・・好いですね〜。
で、風邪気味なワタシはゆっくり浸かり汗を出します。



さて、キャンプ場へ戻ります。
温泉上がりの体が火照ってしょうがないので、焚き火用の薪集め。
そう言えば、ココはたらの芽の群生地であったな・・・。

   

なんと、炊事棟脇に発見!いとも簡単にGET。
気を良くして周囲を散策してみると、大概はもう既に採られた跡のみでそうそう無かった。



それでもこの収穫!思いがけず今夜の肴の一品追加。

      

焚き火隊長、ミニととはずっと焚き火前に陣取ったままだ。
弱く吹き込む潮風に煽られて、順調に火が育っているようだ、イイ感じ。



さっきから気になっておったのだが・・・オイ!ニミとと!なんだってロープを出しっぱなしに放っとくのだ!!
と言うと、知らんと言う。
???
良く見ると4本・・・でもこれは紛れも無くシャンティ用のガイロープだ。4本セット。
んん??ワタシのはちゃんと4本張ってあるがな・・・。
あー、これは忘れ物ではないですか・・・ということは、今月のNo1番さんの忘れ物?
同じシャンティーとは、これまた奇遇。
このロープをお忘れの方、お預かりしておりますのでご連絡を!

   

さて、早速さっきの採ったばかり、たらの芽の天ぷらである。
何だか最近、天ぷらづいている感じですな・・・先週のフキノトウは旨かった。
で、当然今回もヒジョーに最高!!が極まるワケでして・・・。

潮騒、焚き火の煙、採り立てのたらの芽・・・これで夕暮れの一杯を遣る。
感無量なのであります・・・やっぱり、こう言う幕営はいいね。



夕暮れ。
好い雰囲気であります。
焚き火は安定しており、太目の枝へ換えてゆく。

      

とっぷり日が暮れると、焚き火とテントとを行ったり来たり。
他に誰も居ないのでギターも弾ける・・・キャンプには雑音だろうが、こうして潮騒に混じるとなんだか好いもんだ。

   

まったり過ごしてpm9時過ぎ、早いけどもう寝るべし・・・なにせ風邪気味だもんね(笑



うーむ、爆睡か?(笑
いつも思うが、飛の崩れも三崎公園も潮騒のお蔭なのか、寝入りも良いし目覚めも気持ち良い。
スカッと気持ち良い目覚め・・・。
やっぱり、チョッとした風邪なんてキャンプで治るね。(笑

      

しばらくして公園周辺を散策。
天気が良くってとっても爽やかで気持ちが良い。

海岸風景の見事さよ・・・さすがは景勝地・三崎公園である。
遊歩道を上がると、秋田象潟町と山形遊佐町との県境を示す看板に出た。
そっちは山形県、こっちは秋田県だ。
場内のそこかしこに綺麗に咲き揃っていた水仙・・・桜も良いけど鮮やかな黄色の水仙の花も良い。

   

公園の園内は結構広く、アスレチック広場も整備されている。
公園への道路沿いの桜は4分咲き、次週は花見のピークでキャンプ場も賑わうだろう、今回は良いタイミングだった。



さて撤収、結露しなかったので今回は帰っても楽だ。
やっぱり好いねー、この象潟エリアは最高です。
ただ、三崎公園はGWあたりから週末は混むんだよな〜(凹
かといって飛の崩れは強風ばかりでまともに張れないしね・・・なかなかうまくいかないね(笑



絶景・鳥海山、素晴らしい!!



<付録・・・キャンプ場視察>

帰路、道すがらキャンプ場を見ました。
まずはこちら・・・

    

¥250/大人という安価なキャンプ場です。
熊が出るようです・・・ま、山の中ですからね、用心するに越したこと無いです。
それより、事前申請が要るようでは面倒ですね。
特にワタシの様な気ままに旅したい者にとって、あらかじめ予約して予定を決めることが興醒めだ。
しかも申請の上、生涯学習施設にて利用申し込みを行う、と案内板に明記されている。

さて、肝心のサイト。

    

広場があります。
トイレ棟もあります。

    

赤松ヒュッテの奥に簡易は水場。
その前の下に広場、表示に寄ればこれらがテントサイトのようだが、なんだかカンバンと実際が一致しないような・・・?
他にもサイトがあるんだろうか?
ふーん、そうですか・・・という感じで後にします。



さて、南下して行きます。



絶景・月山・・・いいねぇ。

      

山奥に上がって来てみましたが、閉まってました(笑
入り口のアプローチには、なんだか気味の悪い池というか沼。

    

なんだかパッとしませんねぇ・・・コンクリのポンプ小屋なんか無造作に置かれたりして・・・。
この広場がサイト?
ふ〜ん・・・と唸りつつ奥に行ってみると・・・。

    

おー、なんと、こっちがサイトだったよ。
所々、段々にサイトが切られていて大きさもマチマチ。
ワイルド感はOK合格、これなら許す。(笑

サイト前まで車も入れそうで、荷揚も問題無いだろう。
・・・が、トイレ、水場には結構遠くて実際にはサイトから行くのは億劫だろね〜。

冬枯れの風景なのでこんな感じだが、新緑の時期なら日が射さない薄暗い場所かもしれないね。
今の時期こそ好い雰囲気なのにな・・・まだ閉鎖中はイタい。

テント泊¥100!うわー安い〜。
山荘へも宿泊可能で、¥510とのことだ。
気が向いたら来てみましょうかね。(汗





END





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