秋山浜(福島県)/あだたら高原野営場(福島県)
2007年 12月

   

<秋山浜>
福島県郡山市湖南町
猪苗代湖畔  無料



12月の三連休、今年はクリスマスが振替休日となっての連休ですね。
今回も、朝の早出が出来ないために近場での幕営と決めた。
まずは猪苗代湖畔、秋山浜へ向かうことに。



暖冬、年も押し詰まる時期だが雪は降らず御覧のとおりの状況だ。
キャンプ場には誰も居らず閑散とした状態。
珍しく、完全無風。
無風で波も立たないので、波音も全く聞こえない状態でとても静かな湖畔だ。
真冬は必ず吹雪いているはずなのに、全くの拍子抜けで・・・やはり暖冬なのかな・・・季節が逆戻りの感じすらしますよ。



水道、道路沿いの公衆トイレ棟は御覧の閉鎖となっている。
トイレは場内にある旧式のポットントイレの方が使用可となっている。



松林場内の右奥のほうにテントを張る。
ホントに静かな秋山浜、今日は状況が良い。

夕暮れにはまだ早い。
お決まりのサニーランド湖南へ出向いて、温泉に浸かりマッタリしよう。
この日は冬至、お風呂には柚子が入れられていて、鮮やかなユズの黄色がお湯に漂っていた。
入っている間にも柚子が追加されて、手にとると爽やかな香りがしてなんとも季節感があっていいね。



いつもよりゆっくりと、この柚子風呂に浸かってから湖畔に戻ってきた。
湖畔を眺めながら夕暮れを迎える。



湖面はまるで鏡。
綺麗に磐梯山を映して見せてくれた。

   

風が無く静かで、とても居心地が良い。
暗くなるにつれ対岸の磐梯山の麓のスキー場のナイターの灯りが点り出した。
いやーとってもいい夜景ですねぇ。



完全に日が暮れた・・・と言っても今日は冬至、まだ夕方5時頃ですけど。(笑

   

8時近くなり、ようやく冷え始めてきたのでテントに入り過ごす。
ラジオからはクリスマスの話題や曲が流れてきて、今年もそんな季節、一年早かったなぁ・・・なんて思う。
さて名残惜しい晩だけど、早々眠気が来てしまった・・・。



翌朝は小雨。
am6時を過ぎているのに未だ真っ暗だ。
しばらく雨音を聞きながらシュラフに潜ってまどろむ。



7時を過ぎようやく明るくなってきた。
今朝も無風、湖面にも全く波が立たない。

お湯を沸かしながら軽く朝食。
どうも天気は雨模様でこのままらしいので、今日もここで停泊してマッタリ過ごしてしまおうと思ったのだが・・・
ミニととは受け入れなかった(凹
あだたら高原Cへ連れて行け、と言う。
へっ?!天気も悪いし・・・移動はイヤですなぁ・・・本人曰く、近くの温泉に浸かって過ごしたいんだとサ(笑
あー、そうですか、撤収ですか・・・ハイハイ。(笑



<あだたら高原野営場>
住所:福島県二本松市上葉木坂3-2
料金:無料



そんな訳でやってきました・・・二本松市、あだたら高原野営場です。
猪苗代湖畔からゆっくり移動しても、11時には到着。
天気悪く、完全な雨模様。

   

こちらも雪は一切無く、御覧の状態。
冬枯れの状況なので、道路からスカスカに丸見え状態がイヤね。(笑
でも雨なので駐車場から遠く離れるのも・・・ま、これまたチョッとね。



道路沿いの建物の前付近に設営してみた。
雨は強くならずに小雨となり、シトシトと降っています・・・粉雪でも舞ってくれたらいいのに。

   

当然、水は出ません。
例によって旧式トイレは何とか使用可です。
ここも今日は貸切になりそうです。

昼過ぎ、温泉に出向きます。
これまたいつもの新野地温泉、相模屋旅館です。

    

土湯峠を上り分岐すると、とたんに御覧の積雪路。
全くの別世界に入り込んだような感じ。

      

硫黄泉の濃い白濁の湯・・・ミニととも大変ご満悦であります(笑
白銀の硫黄のにおいの漂う温泉場で、白濁の湯に浸かる・・・。
野営場に雪っ気が無いので、此処に来てようやく気分がそれらしくなってきたかな。

   

約1時間ほどたっぷり温泉に浸かったあと、野営場に戻ってきた。



ゆっくりたっぷりと白濁の湯に浸かってきたので、テントに篭って休憩、うたた寝。
雨は霧雨となって、次第に曇り模様になった。
静かで良い感じ。



夕刻前になり、今度は目の前のスカイピアあだたらの温泉施設。
ここも約1時間、浸かりっぱなし(笑
出たときには日が暮れて真っ暗になっていた。

      

冬の一日って早いね・・・今日も、もう日が暮れて夜だ。
午後に温泉二連湯でノドがカラカラで、温泉の帰りしなに珍しくビールを買ってきてイッキ飲み、いやウマイー!
ミニととに空き缶ランタンを作らせ燈す・・・今夜は早いけれどももう寝る準備。
pm9時にシュラフに入ると、一気に眠気が来てしまった・・・。
ランタンを消すと、キャンドルの灯りが良い感じ・・・と言ってる間に寝てしまった。



目覚めたのは明け方にもまだ早い頃・・・。
テントが大風で大きく揺さぶられている。
寝入る時は無風だったのに・・・。
遠く西方の山の方角からは、まるでジェット機の轟音を思わせるような風の吹きすさぶ音が聞こえる。
しばらく様子を伺ったがこの強風はマズイ・・・きっと前線が来ているのだ、もっと強風になる。
思い切って撤収だ。
兎にも角にも車に押し込め一安心。
シュラフに入り窮屈ながらも人心地がついた。

風雨はますます強くなり、車が大きく揺すられるほどだ、雨粒も容赦なく叩きつけてくる。
撤収していなければこの大嵐でどうなっていたことか・・・危機一髪だった。
車内の暖房が利いて暖かくなったところでエンジンを止め、再度の就寝。

   

am7時を過ぎてようやく明るさが増した朝。
やはりあの大嵐は前線の通過だったのか、もう既に無風に戻って小雨だけが降っている。

窮屈な体勢での車中泊で縮んだ体をストレッチ。
しばし車中でゆっくり過ごす。



昼過ぎには帰宅、天気も悪いし近場なので特に寄るところもなかったのだ。
せっかく早い帰宅だったので、濡れた道具のメンテナンスができた。
なんだか、こういうのも面白いものだね(笑





END





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