久川ふれあい広場キャンプ場
2007年 6月

福島県南会津郡南会津町青柳字滝倉1080
料金:¥500/1サイト+¥200/一人(中学生以下無料)

今年の梅雨は所謂、空梅雨というヤツだろう・・・毎日ジメジメとした雨の日が続くような例年の梅雨とは違う。
程よく降らないと水不足の懸念もあってそれはそれで心配事になるのだが、それでもキャンプ好きには好天は拒否できない。(笑
先日来、話のついでに思い出したのは、この南会津の「久川ふれあい広場」だ。
約2年ぶりか・・・久しぶりに出向いてみるのだ。



だいぶ混みあうと言う噂を耳にしていただけに、天気の良いこの週末もテントがひしめいているかも?
そんなことで気を揉みながら、懐かしい道順をトレースしていく。
昼過ぎ、いざ久川キャンプ場に到着。

   

予想に反して先客は一組のみで良い感じである。
場内は草刈など良く手入れされていて、どこに陣取って気分良く落ち着けそうだ。

      

左:駐車場より奥の林の中。 中:建物の裏側の川沿いのエリア、ここも幕営場に良い。
右:芝生広場奥の下側エリア、ここにも平地があって混み合った時はこのエリアに非難するのも良い。
どこのエリアも良く草刈がされていて、以前より場内の広さが二倍にもなったように錯覚する。

     

芝生広場の奥、栗の木の前のほうを幕営場と決めた。
車は、荷物を出すために一時的に広場脇の通路に入れ、そのあとは駐車場に戻そう。



以前は清掃協力金にて利用できていたが、有料化となっていた。
僅かな協力金も入れようとせず使うだけ使うような、利用者マナーの悪さが原因だったのだろう。



有料となっても、十分安価な料金である・・・ちゃんと規定を守って利用したい。
中学生以下は無料だが、久しぶりのこともあってミニととの分と二人分の計算で利用料を入れることにした。

湿度が低くてサラリとしている・・・。
前日までの東京出張での蒸し暑さを忘れさせてくれる心地良さ。
そんなこともこのキャンプ場のメリットのひとつか。
さくっと設営を終えると、楽しみのあの温泉に浸からねば・・・。



舘岩村の木賊温泉だ。
透き通ってきれいな渓流沿いの露天風呂が最高だ。
ほのかに匂う硫黄臭・・・湯の香漂う露天風呂、とはこのこと。

     

協力金をポストに入れ、透明で綺麗なお湯に浸かる・・・。
少し熱めだがワタシには最高な心地良い状態だ。

御存知のことで野暮ですが、この温泉の素晴らしさは鄙びた雰囲気だけではない。
この湯船の下の岩盤から温泉の湯が直接沸いている、いわゆる自噴泉なのだ。
これ以上の新鮮な温泉は無い、新鮮で掛け流し・・・ではなく沸き流し、湯華すら析出する暇がないのだ。

しばし湯触りの良い温泉に浸かって茹で上がる。
今度は目の前の川の浅瀬に浸かる。
まだ少し水が冷たいが、火照った体を冷やすのにちょうど良い。

     

ミニととが歓声を上げる(笑
体が冷えたらまた熱い温泉へ・・・あー最高(笑



さて、久川キャンプ場へ戻った。

     

居心地の良い芝生広場は、爽やかな緩い風が吹き抜けてとても気持ち良い。
日が当たるところは暑いが、大き目のタープを贅沢に使い下に落ち着くと居心地も最高だ。



湯上りの冷たいハイボール(ウィスキー&ソーダ)、あー堪らないねぇ!(笑
ワタシは大のトマト好きです・・・キャンプ場近くのスーパーで都合良くほんの少し青臭さの残るトマトが手に入った。
トマトと言うのは酸味と青臭さのあるものが最高だ、昔のトマトはもっと味が濃かったはずだ。
これに例の、海の塩・白いダイヤをたっぷり振る・・・トマトの旨味が出て堪らん美味さとなる。(笑

    

蚊もブヨも居ないのだろうか?
ぜんぜんアタックしてこない・・・こんな居心地の良い夕方は珍しい。



夕方遅く、もう一組が来てテントを張った。
合計三組となったが、キャンパー5組まで位がこの芝生広場には良い感じだ。



静かに夕暮れを迎える。

     

とっぷり暗くなれば、二人で小さな焚き火を前に腰を下ろして晩酌とする。
静かで居心地の最高な夜。
やはり、キャンプは混み合わない静かな野営場が良い・・・。

夜も更けて寝る準備をする。
テントの二重パネルを半分開けメッシュパネルにしておくと、テントの中を心地良い風が吹き抜けて蒸れることなく快適だ。
シュラフは入るよりも上掛け程度で充分、そのほうが気持ちよく寝れる。
今夜のような日はテントではなく、タープ下にコットの組み合わせで外で寝ても良いね。



      

翌朝も上天気。
爽やかな朝模様だ。
こういう居心地の良いキャンプの日は、ゆっくりと過ごしてから撤収したい。
露も降りなかったので撤収も早い。

さて撤収が終わり場内を一周散策した後、キャンプ場を後にする。
帰りしな、久しぶりの温泉に寄る。



湯野上温泉の河原の野天風呂だ。

     

数人が風呂にたたずんでいた。
なにやら聞けば熱くて入れないのだと言う。

確かに、ホースからの熱い湯が全部湯船に注がれている。
これでは駄目よ(笑
ここの湯は熱いのだから、せいぜい1/4程度しか入れてはいかんのだ。
まずはホースを外して湯を逃がす。

どれ、と湯加減を見てみると・・・確かに熱い、推定45、46℃ほどか?
が何とか入れそうである。
ゆっくり身を沈めてみると湯触りの柔らかな湯のおかげか、静かにいる分には熱めの湯程度で浸かることができる。



小一時間もしていると、ミニととも浸かれる位に冷めてきて適温となった。
同浴の人と温泉話で盛り上がって楽しいひと時だ。
湯上りは川風に吹かれて爽快な気分で後にした。





END





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