三崎公園キャンプ場(秋田県)
2007年 6月

秋田県にかほ市象潟町小砂川三崎クツカケ1-2
¥310/一人

今週、関東地方では梅雨入りのニュースが流れたがワタシの住む東北は梅雨入り宣言しなかった。
天気はわからないもので、週始めの時点では週末は雨の予報だったのだが、好転して週末にかけては晴れに変わったのだった。
折しも新潟のキャンプ友、雷ちゃんが兄弟での北上ツーリングの連絡を受けて、合流場所を好天の秋田の沿岸のキャンプ地としたのだ。



さて土曜日の早朝、予報どおりに晴天、気分も上々にトコトコと小さい車で走り出す。
新緑の緑がとても鮮やかで気持ち良く、窓を開けてドライブするのが良い感じ。
天気が良いので敢えて遠回りのコースでドライブする。
一旦、新潟・山北町の海沿いまで出て風光明媚な日本海沿岸を北上するコースだ。
とにかく、このエリアときたら延々と綺麗な海岸風景を隣に眺めながらのドライブで、気分良い事この上なくて最高なのですよ。
順調に進んで、いよいよ山北町は名所の笹川流れに差し掛かりシーサイドドライブを堪能する。



ミニととも「わーきれいー!」とか言い始める・・・このぐらいだとまだ可愛げがあるもんだ(笑
ま、子供ならずも我々大人が見てもとても見応えのある風景で、とにかくワタシはこのエリアのドライブが好きだ・・・お勧めしたい。

さて、この辺りで寄らなければならない場所がもう一つある。
笹川流れを過ぎもう山形との県境に差し掛かったところにある、ミネラル工房さんだ。
この地の目の前の見事な透明度のある綺麗な海水100%から作られる「天然塩 白いダイヤ」がお気に入りなのだ。
丁度、家のが無くなって来たので土産に立ち寄りだ、後で合流の雷ちゃんへの手土産にもいいね。
ミネラル分が濃く甘みを感じる天然塩なのだ。

車を降りると、店主・とがしさんが出迎えてくれた。
前回もお話したことも有って覚えていてくれた(笑
あれこれ話す内に、ミニととに凄いプレゼントが・・・



店内に飾られていたコレ・・・何だと思いますか?
なんとコレは塩の巨大結晶なのです、コレが一個の結晶!!信じられないくらいデッカイ!!

      

この結晶を保存のためにラッカーで保護コートしたものだそうです。
こんな貴重なものを、特別にミニととにプレゼントして下さったのだ。
壊さないようにそっと仕舞って、家に帰ったら机に飾らせましょう。

このエリアを通るときは、このミネラル工房さんへ立ち寄るのも楽しい、楽しめます。
塩を作る製造工程を見学するのも楽しいし、出来立ての塩がざるに上げられ並んでいてチョッと味見も楽しい。
ここでゆっくり見学したいものの、今日は先を急がねばならないので出立する。

さて、今日の候補地はやはりあの野営地・・・お気に入りの飛の崩れだ。
絶好の好天、夕日を見られるのでは、と大いに期待してしまう。

     

はやる気持ちを胸にいよいよ飛の崩れに到着、プンと潮の香りが迎え新緑が目に鮮やかだ。
天気は上々、さて張るぞ!・・・と思ったが・・・今日もやはり風がある。
試しに暫く広場を歩いてみたが、テントを広げるとやや持っていかれそうな風だ。
やはり、このキャンプ地は一筋縄では行かない・・・それゆえ条件がピタリと揃ったときは最高に嬉しくなるのですが・・・。
残念だ・・・今日は絶対見事な夕日が見られるはずなのだが・・・。

ともあれ、ソロキャンプならこの風でも何ら問題ないのですが、今日は雷ちゃん兄弟とマッタリしたいのだ。
今までの経験ではココがダメでも三崎公園は良い具合のはずだ・・・雷ちゃんに連絡を入れておき三崎公園へ向かう。



三崎公園のキャンプサイトには先客のテントが一張り建っていた。
受付を終わらせると駐車場へ雷ちゃんのバイクも入ってきて合流だ、ナイスタイミング!

    

思ったとおり、ここ三崎公園は風が当たらず日除けのタープまで張れる平穏さだ。
少しして雷ちゃんの弟どのが到着。
このキャンプ場、理解のある管理人さんのおかげでバイクはサイト中に入れることが許可される。
あまり混んでいなければテント脇にバイクを置くと安心できるはずだ。
なにせこの後、ココに幕営に来たライダーの皆さんのバイクを見ても高価なバイクばかりで、離れた駐車場にポツンとは置き辛いだろう。
今の時期、絶好のツーリングの季節なことでもあってやはりライダー達で賑わうキャンプ場である。

      

まずは設営を終わらせ、道の駅きさかたの温泉に向かう。
天気が良いので、展望風呂に浸かりながら見渡せる海の風景が気持ち良い。

三崎公園への戻り途中で雷ちゃん達の買い出し、今回初めて象潟のマックスバリューの場所が判った(笑。
次からは三崎公園でのキャンプではこのスーパーで買出しにする。
さて、キャンプ場に戻るとツーリングライダーのテントが増えている。



こちらはタープ屋根の下に入り、冷たいビールで乾杯!!

      

風呂上りで渇いた喉に一気に流し込む・・・目の前は青い海と青い空、白い雲。
ふと見ると、もうだいぶ前に過ぎたはずの桜の花なのに一輪だけポツンと残っていた(笑
う〜〜む!最高だ!!飛の崩れにも引けをとらない居心地の良いキャンプ地だ。



タープの下はとっても快適、皆が御機嫌でくつろぐ。



ビールのアテにはワタシの大好物のトマト、先の日本海の海水で作る天然塩白いダイヤを振ると一際味が乗ってうまい。
それと雷ちゃんからの土産は雷ちゃんが採ったホタル烏賊の沖漬け、コレがまた日本酒に合う!
日本酒はこれまた嬉しい「麒麟山」、先日の出張先では焼き鳥屋で高くて手が出なかった一杯だ(笑。

さて、少しずつ夕暮れが近づいてきた。
いよいよ待望の夕日を眺められる時刻が迫っている。

     

案内版によると、今の時期夕日の時刻はpm7時頃だという事だ。
うまい具合に水平線には雲がかかっていない!



いよいよ夕日が水平線に近づいてきた・・・。



おぉー!まさに看板どおりの夕日の風景!!
ジュッー!!(笑・・・そんな音が聞こえそう。



素晴らしい・・・感激する!



本当に絵になる風景だ・・・うむ、うむ!満足!!
しかしまぁ、このあたりに住む方達は毎日のようにこんな風景を見ているんだろうな(笑。

      

さて夕日が沈むと一気に暗くなります。
ランタンに灯が燈って良い雰囲気。



水場のところの水銀灯が灯る。
場内には今夜の同宿の人達が居るもののとても静かに時が過ぎ、大人のキャンプ場と言う感じでとても良い。
潮騒の音が遠くから聞こえて来る・・・時折対岸の向こうに電車の通る音がまた旅情を誘う。



キャンドルの灯りを前に、雷ちゃん兄弟と話が弾む。
バイクや車の話、ツーリングの話、キャンプの話・・・。
ひげのランプも灯って・・・あぁー、イイ夜だなぁ。
潮騒の音、居心地のいいキャンプサイト、美味い酒と肴・・・もう他には何も要らない。
さて、程好く酔って・・・って、雷ちゃん兄弟二人でBニッカ一本が空になっているのは見逃さなかったぞ!(笑
ワタシは麒麟山を頂いていました(笑
そんな訳で、遅くならない内に寝ましょう。



翌朝も上天気!
am6時頃にはもう雷ちゃん兄弟は起きていたようだ・・・。
二日酔いの気配すらない・・・アレだけ呑んでいながら・・・凄すぎです(笑
ワタシも7時頃まで二度寝ですっきりお目覚め(笑

      

気分上々爽やかな風景です。



ゆるゆると朝の食事。
以前キャンプ友のおともね氏に聞いていたキーマカレーが、一晩経って更に美味くなっていた。
ミニととは昨夜同様、付け合わせのギョーザの皮焼職人がお気に入り。

やがて撤収をはじめる。
天気が良くて動くと汗が吹き出る。
あらかた終わると、雷ちゃん兄弟のバイクを見せてもらう。

      

兄弟で同じバイクに乗っているのです。
排気量1,200cc・・・ワタシの車660cc・・・2倍近いですねぇ〜〜!(笑
この日の場内には他のバイクを含めると、不躾ながら推定総額およそ約1千万を越える額のバイクが揃って居たようです(汗



そんな野暮な話はさておき、今日の穏やかな状況こそ最高に絶好なキャンプ日和・・・。
この状況なら昨日の飛の崩れは最高なキャンプが出来るだろうに・・・。
が、飛の崩れだとバイクのライダーには、愛車から離れねばならずチョッと合わないかもしれない。

am9時過ぎ、お世話になった雷ちゃん兄弟に別れの挨拶。
雷ちゃんは上越、弟殿はなんと千葉だ!
爆走はワタシも代名詞にしたいけど、このご兄弟の前では褪せますねー(笑



さて、帰路です。



酒田に下りた所で、山居倉庫に立ち寄ります。
土産屋を覗くけど、トイレだけ借りて建物を見学(笑
ズラリと並んだ様は、イイ風情がありますねぇ。

その後は何となく鶴岡まで下りてきました。
そこから月山の麓を行きます。
途中、ふと思いついたように分岐して、大井沢の集落へ向かいます。
たしか、温泉があったのです。



大井沢温泉、綺麗な日帰り温泉施設です。
無色透明、無味無臭ながら、湯ざわりの柔らかな良いお湯です。
その先のには、河川敷の大井沢キャンプ場があって数年前に泊まったことがありましたね。



大井沢から望む月山、このあたりの風景も素晴らしい。
温泉に浸かってサッパリ爽やか・・・で丁度昼でして、腹が減りました(笑
なにせ秘境に近い山村ゆえ、コンビニなんぞありません。
少し車で走ると、そばの旗が其処ここに・・・。



朝日山荘でお昼。

     

うむ!手打ちの蕎麦が美味い!
山形はホントに蕎麦が旨い。



月山が凄く綺麗に望める。
こうして気分良くドライブを続け、昨日の行きよりはかなり短距離で夕方早くに帰宅だった。




END





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