六郷町(現・美郷町)・町民いこいの森(秋田県)
2007年 6月

所在地:秋田県仙北郡美郷町(旧・六郷町)六郷東根潟尻
料金:無料

今週は天気が荒れ模様の日が続いている。
局地的な大雨や落雷・・・金曜の夜も市内に落雷があったようだ。
こんなんでキャンプに行けるのか?と言う感じだが、天気図/予報をじっくり見てみる。
関東など南の方面ほど土日の天気は悪く、東北も北のほうはまだマシと思われた。



そんな経緯で行き先は秋田方面だ。
美郷町(旧・六郷町)町民いこいの森、数年前にもソロで野営キャンプしたところである。
個人的には北秋田まで北上したかったものの、集合する都合で南秋田のお気に入り野営地に落ち着いたのだった。
無料キャンプ場というのは基本的には予約など必要なく、行くも止めるも自由に決められるのが良い。
朝から雨模様と予想していたが曇りの明るい空だった。

寄り道は特に考えずに直行、宮城−秋田へと鬼首の峠を越えて抜けて行く。
順調に進んで美郷町に入り黒森峠を目指す。
途中温泉施設のあったか山へは分岐せず、町民いこいの森へ行くには直進する。
この橋のところの分岐から町民いこいの森への先の道は冬期通行止めだ・・・従って残念ながら雪中キャンプが出来ない。

     

久しぶりの訪問なのだがスンナリ来られて、午後早い時間には到着したのだった。
到着して車を降りるとまず気が付いたのは、清清しい青草の匂いだ。
下のほうから草刈機の作業の音が響いている・・・。

     

駐車場下の展望広場を見てみると、まさにその草刈作業の真っ最中なのだった。
周囲を見ながら歩いてみると、この公園内の隅々まで草刈がされてとても綺麗になっているのがわかる。



目の前の沼にもたっぷり水が溜まっている、湖畔の情景だ。
さて、今日のテン場をどうするか・・・。



この野営地の一番の適地はやはり下の展望広場だ・・・草刈直後でとても居心地が良さそう、ではある。



しかし、今日はソロ野営ではないので荷物運搬の面で考えて駐車場の上にある芝生広場が適地であろう。
そう決めて改めてみてみると・・・やや!?う〜ん風が強いね〜。
ソロでの野営キャンプであればこの程度の風なら吹き晒しもオツなのだけれど、数人で集うにはそうもいかないね。
広い東屋も風除けにならないので、念のためにと持参してきたS/Tを広げてみたが・・・。

      

いつもなら一人でサクサク建てられるのだが、やはり風が強くて普段のようには一人で抑えられないのだった。
改めて見回すと、周囲の白樺の植生状態が此処の気候を物語って斜めに伸びているのが判るのだった。(笑
最悪の場合は丘の上の休憩施設が使えるのは知っていたのだが、温泉とど的なキャンプでは極力幕営のキャンプに拘りたい。

そんなタイミングのときに、ギター親父さんが到着。
「風が強いねー」と言いつつも、うまい具合に一箇所だけ風の当たらない場所を見つけた。
風当たりの弱い場所に入ればしめたもの、サクサクと幕営状態へ突入するのだ。

この一角だけ風が当たらない・・・風上側の背面のスギの木が巧い風除け代わりになっているようだ。
さっきのところは強風が吹き続けている。
そんな作業を見ていた草刈作業中のおばちゃんが、興味津々でテントを見にきた。
テントはどういうものか?どうやって寝るのか?初めて見た!・・・などと言う。(笑
いろいろ教えると、これは良いね!・・・と結構気に入ったようだ(笑。

聞いてみるといつもこんなに風があるわけではないらしい。
眺望が良く地元の人達にも利用される公園だという、確かに、それが魅力でワタシなど宮城から来るんだから(笑

      

駐車場側のトイレは割と綺麗なのだが、水洗の水は雪解け水や雨水の貯水を使うようだ。
残念ながら貯水が不足のためにこのトイレは使用できず、芝生広場側の旧トイレのみ使用可となっていた。
手前の出っ放しの水は飲用不可だ。



S/Tとテントが出来上がるところでジープキャンパーさんが到着。
先のギター親父さんもジープキャンパーさんも道に迷って一発では来なかったそうな・・・。
前夜、詳細のMAPを教えたのに・・・ちゃんと見てこなかったな〜?!(笑。

ジープさんの設営が出来たところで風呂に行きましょうか・・・。
車で下って先の分岐まで戻り、橋を渡って直ぐに日帰り温泉施設あったか山がある。
いこいの森からは約4kmほどかな。



例の本を使ってワタシの分¥400が無料だ。
露天風呂に出てみる・・・火照った体に風が当たって気持ち良い・・・早く戻って冷たいウィスキーソーダを飲みたいね(笑。

     

テントに戻りそれぞれ冷たい飲み物で乾杯・・・。
あ〜〜うまい!良い時間が始まる。
周りはやはり風音が強いのだが当初の目論見どおり雨は降ってこないし雷音も無く、S/Tの中は平穏でこの人員ではゆったり余裕で心地良いのだ。
周囲の森には蝉しぐれの音、沼畔からは蛙の鳴き声が響いて夕暮れ時の好い雰囲気を過ごす。



やがて日が落ちて行き雲間に夕日も覗く。
とっぷり日が暮れて暗くなると向こう側の仙北平野の夜景の輝きが見下ろせて、ロケーションも抜群なのだ。
最近は秋田に来ると、飛の崩れや三崎公園など沿岸方面に気を奪われてチョッとココを忘れていた。
やはり「温泉とどのキャンプ」としては外せない野営地の一つなのだな・・・気軽に来れる距離だしちょくちょく来なければ・・・(笑。
いや〜好い場所だ。
但し、夜景が綺麗で人も居ない・・・ってことで夏の夜などは夜景を見に来る車が煩いかもしれませんが。

     

さて、夜になってランタンが灯るとS/Tの中は居酒屋の雰囲気だね。
炭火から立ち上る薫煙の匂いがなんとも言えない・・・イイねぇ〜(笑。



話が弾んでやがて夜が更けた・・・風が強いのでテント周りを点検して寝ましょ・・・。



翌朝、早くも5時過ぎからミニととの活動が始まる・・・頼む、もうチョイ寝かせてくれ〜(笑
二度寝の後ユルユル起きる・・・一番最後に起きたか(笑
     

天気は晴れ、風は相変わらず吹いている。



風のおかげで見通しが良い、景色が素晴らしい。
この刈り揃えられた草地広場にテントが張れたら・・・さぞ気持ち良いだろうにねぇ・・・・。



天気も良くて気分が良いのでしばらく場内を散策。
簡単な朝食の後は撤収に掛かる。



撤収が終わると、ジープキャンパーさんのジープを借りて乗ってみる・・・おぉ!ひげのランプがキーホルダーに!!
ジープがまた本物のフルオープンセッティング状態で爽快感、極めつけ!
グリーンシャワーの下を駆け抜けて気持ち良い!
ミニととはまるでジェットコースター状態でしがみ付いている(笑。
まさにアウトドアの車ですね〜いいなぁ〜ほしいなぁ〜!!(爆

さて散会した後、帰りが一緒になったギター親父さんと温泉に寄り道。
湯の沢温泉・日勝館、以前立ち寄ったが冬期休館中だった。
R13から山奥に入って行く秘湯だ。

      

到着すると温泉を汲んでゆく人が多く訪れていて、この山奥が賑わっている。
宿の玄関下にコイン式の温泉販売機があって、ポリタンクを何個も持ってきては汲んでいるのだ。
木枠の湯船はさほど大きくないが、深さがある。
非常に透き通った綺麗な湯で足元の木の文様がくっきり見える。
やや温く約40℃ほどか・・・無色透明、無味無臭、さらりとしている。
宿の脇下には渓流が流れていて山奥の良い雰囲気だった。

帰宅は夕方早い時間。
七厘に炭火を熾して焼肉・・・夜までキャンプの続きだ(笑。





END





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