新潟−富山 ドライブキャンプ旅
粟ヶ岳県民休養地キャンプ場〜上和田緑地公園キャンプ場〜墓ノ木キャンプ場
2007年 5月

長いGWも日が過ぎ行く・・・先日は北東北は岩手〜青森への旅だった。
源兵衛平高原キャンプ場での大満足な焚き火の一夜の思いも覚めないまま、今度は北陸へドライブキャンプだ。
天気は微妙・・・出立したのは昼前で雨の中だった。



<粟ヶ岳県民保養地キャンプ場>
所在地:新潟県加茂市大字宮寄上    料金:無料


先日の青森旅での荷物をそのまま軽自動車に積む・・・きっと何か忘れ者があるだろうね(笑
忘れていけないのはテント!それといつものニッカウィスキー!笑
さて、この時間からだと高速を使っても富山入りはキビシイだろう。
富山入りは諦め、まずは下道を繋いで新潟で泊まりに決めた。
夕方まで行けるだけ行って、マッタリとキャンプの晩を過ごしたい・・・連休はそんな余裕を優先したいね。

天気が悪く雨か曇りの暗い空模様だ。
新潟に向かいながら今夜の宿営地を思案する・・・。
時間的に着けるのはやはり此処、粟ヶ岳県民保養地キャンプ場だ。
無料で出入り自由で使い勝手がいい所なのだ。
新潟にはこういう所は意外に少なくて、このキャンプ場は重宝するのだ。



夕方pm5時前にキャンプ場に到着。
天気が悪いこともあって薄暗い。
誰も居ない貸切だ・・・コレは嬉しいこと。
雨は落ちていないが、何時降りだしてもおかしくないのだ。
貸切のこともあって雨に備え、立派で広い炊事棟で過ごそうかとも思ったが・・・



この通りの惨状だ・・・怒
新しいゴミなので先日の連休に此処を利用しゴミを置いて帰り、野犬にでも荒らされたのだろうか。
これは後でカマドで焼却処分して周辺の掃除、綺麗にしておかねばならないだろうな・・・利用させてもらうせめてもの代わりに。
さて、こんな荒れように怒りがこみ上げるがなんとか押さえて自分達の設営をせねば・・・もう直ぐに暗くなる。

     

設営中も雨がパラついて少し焦る・・・
早くマッタリと呑みたい・・・(笑

     

一気にテントを張り、屋根を設営してその下でテーブルを広げるとすぐにマッタリモードだ。
屋根を張ったのと同時にザザーっと大雨になった、間一髪。
雨と同時に回りは霧が立ち始めた。
もう二人とも腹ペコで何でもいいから食べたい・・・(笑

     

今回はGW前日の長野への出張で土産にした、名物横川の「峠の釜めし」の益子焼の釜でご飯を炊くのだ!(笑
まったく・・・重い、嵩張る・・・こんな物はキャンプ道具に有らず!・・・なんだけど、こう言うユーモアも良いでしょう?(笑
一合分くらいしか炊けないが、キャンプでは初めての試み。
火力を加減して、ご覧の通り上出来!
飯盒炊きと変わらない炊き上がり・・・底の焦げをつけないで炊くことで後片付けも楽にする。
一合のご飯は親子二人で丁度良い量なのだ。



炊き立てのご飯と簡単な惣菜だけで充分な夕食。
あとは、NIKKAひげのおじさんのランプを眺めて、ミニとととお喋り・・・そして小さなラジオの音。

相変わらずパラつく雨の晩である。
やがてpm9時半を回り、早いがワタシも寝る。
明日も目一杯ドライブするのだ。

     

いやーよく寝た・・・笑
嬉しいことに早朝から良い天気だ。
場内も明るくて爽やかな気分。

      

昨晩の雨で少し水気の残るサイトだが、朝日に照らされて気持の良いキャンプサイト風景だ。
am7時、湯を沸かして食事をしているともうキャンパーがやって来てテントを広げ出した。
GW本番・・・そんな感じがする。
撤収を終え車を出したのはもうam8時前だった。
出立が遅くなってしまったが、これから一気に富山へ向かうのだ。



<上和田緑地キャンプ場>
所在地:富山県砺波市上和田70番地  料金:無料

利用の際は砺波市B&G海洋センターへ連絡のこと

さて、昨晩は雨模様だったが、今朝からは上天気だ。
まずは長岡〜柏崎へと舵をとり日本海に沿ったシーサイドラインのドライブとした。
良い風景・・・気持良いドライブ。



まだ早い時間だが直江津の手前、犀潟にある鵜の浜温泉にて温泉に浸かる。

     

日帰り温泉施設、人魚館
ここの温泉は綺麗に澄んだ黄色いお湯。
何年か前に一度来たことがあったが、なかなかの本格温泉で満足。

さて、更に南下を続け富山に入る。
ついでに、入善町の園家山キャンプ場を視察。
ココは無料のキャンプ場。

      

大勢のキャンプ組で大賑わいの状況だ。
キャンプ場としては悪くはないものの、この日は外国人グループが炊事棟前まで車を乗り入れ、大音量で音楽を流しデイキャンプ中。
相当に煩い状況だった・・・GWの賑わいの悪い面だ。
明日の宿営地にするには躊躇する雰囲気だ。

次に黒部町に入り、石田浜の大島キャンプ場を見る。
ココも無料のキャンプ場だ。

      

入り口に臨時の受付が設けられていて、キャンプ申し込みすることになっている。
駐車場からは荷物運搬が必要で結構な距離がある(一輪車が使える)。
既に大勢のキャンパーで埋められており、あとは丈の高い雑草地ぐらいしか残っていない状況である。
あぁ・・・北東北の無料キャンプ場の人の気配の無さがとても恋しく思えてしまう。

ともあれ、本日の宿営地は砺波市の上和田緑地と決まった。
さっき無線を貰ったモモさん御夫妻と合流する事になったのだ。
余談だが、ワタシの候補は上和田緑地の他に小杉町の経嶽山キャンプ場というところもあった。
ももさん&女将さん組が先に視察してくれたのだが、いろんな面でとんでもない所だったらしくあっさり却下となった(笑
その近くで合流して、本日宿営目的地の上和田緑地キャンプ場へ向かうのだった。



上和田緑地に到着。
ここも数あるテントで賑わっていたが、奥の端のほうに良い場所が残っていた。
サクッと設営を手伝ってタープに入れていただく。
ワタシのテントは昨晩の雨に濡れているので、広げて乾かしておく。
乾いた暑い風が吹いている。



目の前は運動場で、サイト脇に立派な水洗トイレ&炊事棟がある。
設備は綺麗で使い勝手良く充分以上だ。



一杯遣り始めたころ、委託されたらしいおばあさんが回ってきて利用申し込みの確認を受け、その場で受付を申請する。
炊事棟に連絡先telが表示されているので、電話で一報するのがルールのようだ。

     

今日は暑い日だ・・・早く日暮れになって涼しくなって欲しい。



女将さんに作ってもらった海鮮味噌汁。
コレがまた絶品の出汁の味わい。



海鮮味噌汁には相性良く、こちらは例によって小釜でご飯を炊く。



モモさん持参のLEDランタンと、ワタシのひげのランプとのコラボ。
仄かな灯りが好いね。



これはミニととの空缶キャンドル第一号。
危なっかしい手つきで作った。
キャンドルの灯りって和みますね。

周りは騒ぐようなキャンパーも居らず静かな晩。
とても居心地が良い。
話に華が咲いて楽しくて時間を忘れた(笑
さて、もう寝ましょう。



翌朝も快晴の良い天気。

      

テントも乾いた状態で撤収も楽。
ゆっくり朝を過ごして後にする。



<墓ノ木自然公園キャンプ場>
所在地:富山県下新川郡入善町墓ノ木    料金:無料


さて今日は帰路に備えて少し新潟寄りに北上しておく必要がある。
途中覗いた、立山の大観峯自然公園Cは山中の秘境、またふるさと剣親公園Cは良さげで安価だが混んでいてテントが張れない。
さりとて昨日下見した新潟への県境付近の園家山Cと大島Cも、混みあって敬遠すべきと思われた。
そうなると気軽に行けそうな候補地は、入善町の墓ノ木自然公園Cくらいしかなくなった。
この公園はかなり広いので混んでいても何とでもなるだろう。



当然のごとく、このキャンプ場も混んでいて賑わっていた。
車道沿いだったがなんとか落ち着けるエリアを見つけて設営。
単独の小さなテントはこんな場合も楽だ。
もう午後になっており、その間もひっきりなしにテン場を探す人たちが入って来ていた。

      

ここのキャンプ場は雰囲気が良い。
確かに川の注意案内などの放送があったりするが、程好くワイルドで居心地の良いキャンプ場でしかも無料なのだ。
特に事前申請も不要、好きなときに行って好きにキャンプできる・・・そう言う気楽さが良い。

トイレは簡易移設型だが清掃も行き届きとても綺麗、ゴミも分別のうえ置いて行ける。
言っておくがこれで一切無料でキャンプできるのだ・・・これだけでも野営的には超高級的なキャンプ場と思う。
そんな利便の良い分このGWや盆休みなどの期間は、キャンプの心得を持たない者たちによる邪魔も多分にあるのだ。
皆が皆、我々と同じ正統なキャンプ精神を持ち合わせているとは限らないのだ。

     

自然公園ということもあって自然溢れる遊歩道がある(笑
うまい具合にタラの芽を採ることが出来た。
コレは晩酌時に天ぷらにして揚げたてを頂く・・・好い具合に一品が出来た(笑。



周囲の車両のナンバーは地元の富山以外には、大阪、京都、などなど・・・関西弁が響いている。
まだ日も高くて暑いのでドライブがてら温泉に浸かってくることにする。



舟見城址公園に寄ってミニととを遊ばせて、麓のふなみふれあい温泉へ。



暑くて汗ばんでいたので、とてもサッパリ良い気分。
キャンプ場に戻る途中、あまりの暑さに冷たい飲み物が恋しくなって氷を買って行く。

      

夕日もまだ高いが、一杯遣り始める。
贅沢に氷をふんだんに入れて、ブラックニッカのハイボールが美味い。
氷入りの冷たい飲み物でミニとともご機嫌・・・爽やかな居心地の夕暮れ。



夜に備えて、ミニととはキャンドルランタン2号機を作成。

     

今夜も早めに夕食だ。
釜で炊いたご飯は最高の出来、100スキで焼く豚肉もイケる。



日が暮れてゆく。
キャンプで過ごす夕日の刻はいつも好きな雰囲気だ。

     

キャンドルランタンが灯り出した。
無風で落ち着ける・・・とても良い雰囲気。
夕方まで賑やかだったグループも、日が暮れてからは音楽も止めて静かにしている。

混んでいるキャンプ場での宿営でやや心配ではあった・・・
しかしなかなか居心地良く、いつもの・・・小さな灯り、ウィスキー、ラジオの小さな音・・・マイペースでマッタリだ。
さて夜も更けた、明日は一気に宮城まで帰えらねばならない。
就寝。



翌朝、am6時前。
あちこちのサイトでは、もう人が起き出して活動している物音がする。
起床して湯沸ししている間も撤収を同時進行させる。
簡単な食事を済ませ、静かに車を出したのはam7時前だった。

今回の走行距離は約1,050km。
青森までのドライブ旅とそう変わらないが、まだ気分的に青森より遠距離に感じてしまう。。
とはいえ今回の旅で、これから富山方面も気軽に出向いて来れるだろう(笑。






END





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