飛の崩れキャンプ場(秋田県)
2006年 7月

秋田県にかほ市金浦飛
(旧 由利郡金浦町飛)
無料

このところ梅雨なので当たり前に連日の雨模様なのですが、それでも雨の切れ間はあるものです。
週末になり天気状況を見ると、山形、秋田の沿岸が良い感じであります。
気持ち良いドライブ&キャンプが期待できそうだ。



先ずは西に舵を切り、日本海を目指す。
予想以上に天気が良い!



新潟県山北町の笹川流れ付近の風景である。
天気が良いのと相まって、その海岸風景の素晴らしいこと!
近くに寄ると判るが、浅い岩盤が長く続き海水の透明な感じが際立っている。
R345号沿いには、桑川、板貝、今川、狐崎など海水浴場が連なる。
その海水浴場の砂浜は大抵キャンプOKとなっているようだ。
夏季の海水浴シーズンは駐車料金を含めおよそ¥700〜1,200位のようである。

  

桑川の様子である。
弁天岩の手前の砂浜、こんな感じにキャンプしている。
他の浜も似た感じだ。
それぞれの浜では、今シーズンの料金所や案内看板の設営を始めている。



笹川流れの海岸沿いの、素晴らしい風景を左に見ながら北上する。
山形に入っても素晴らしい風景は続き、鼠ヶ関、温海、由良を経過し酒田となる。
今日の宿営はお気に入りの三崎公園にしようと思う。
これだけの上天気だ、バッチリ夕陽を眺められるキャンプとなるはずだ。

それにしても今日は暑い。真夏を垣間見たような気分だ。
さっきの砂浜のこともあるし、キャンプ場にも人が集まってくる季節だ。
一抹の不安を思いながら、いざ三崎公園へ到着する。
・・・が、予感的中。そこには既に先客の大型テント&大型スクリーンタープが建っていたのである。
やはり眺めの良い場所に建てている。
所詮小さなキャンプ広場、先客が楽しんでいる所に水をさすつもりも無く、また奥の隅で過ごす気にもなれない。
独りで過ごす静かな夜のシチュエーションこそが、ソロキャンプの良さであり楽しみなのだ。

多少がっかりしたものの、もう一つの野営地に期待をかけ三崎公園を後にする。



第二次案、金浦の「飛の崩れキャンプ場」だ。



よしよし!!誰も居ない。
綺麗な芝&草地広場、緑がとても鮮やかで清清しい。
但し木陰が無いので、本格的な真夏の昼間は暑くてキビシイかも知れない。



まさに海岸沿いの高台だ。
約20m〜30m程荷物を運搬する。

   

水道は手を離すとコックが戻り少し使い辛いが問題なし。
トイレはキャンプ場の下、駐車場端にあり水洗。

   

今日は初張りのテントを持ってきたのだ。
初めて広げるゆえ、いつもと勝手が違ってややてこずる(笑

     

ほうほう、なるほど・・・という感じで設営完了。
良い感じですね〜コレは。
シャンティ(Syanty)・・・と名されたテントは平和、穏やかな気持ちのキャンプを演出してくれるのでしょうか。

さて、寝床が決まった・・・お楽しみ、ひと風呂浸かってこよう。



車で約数分、温泉保養センターはまなすにて温泉に浸かる。
塩化物泉、紅茶色の湯で少しヨード臭。¥300は安い。
ゆったり、気持ちよく温泉を堪能する。露天風呂で風に吹かれると気持ち良い。



温泉を出た後は簡単な食材を買い、キャンプ場へ戻ってきた。
さっき張ったテントが一つだけ、誰も居ない。貸切で嬉しい。



テントの広い前室のタープ下に落ち着き、さっそくプシュっと冷たいヤツをゴクリと・・・。
日はまだ高く、お楽しみの夕陽はもう少し後だ。



・・・と思っていると、突然時報のオルゴール音の放送が・・・大音量で鳴り響く。
ということは、明日の朝もきっと鳴るのだろうな。

   

呑みながらランタンの手入れ。マントルとホヤを付け替えて少々実験君。(笑



秋田の地酒に切り替えて呑む。
海の潮の匂いが漂い、波の音も静かだ。



さぁ、いよいよ夕陽が見られる頃合だ。
今日は絶好の夕陽鑑賞日和ではないか!!
椅子と酒を持って水道の脇に陣取り、夕陽を鑑賞する体制は整った。





さぁー!いよいよ夕陽ショーの始まりです。
夕陽を見ながらの地酒!最高!!



見事です、絶景です・・・素晴らしい!
この風景が見たかったのだ・・・期待通りの夕陽。



ジュッ・・・って音が聞こえそうですよ(笑
うむ、うむ・・・大満足だ!
夕陽ショーが終わるとスッっと夜の帳が下りる。
ランタンに灯を入れ、独りの夜宴となる。

     



とても静かな夜だ。
独り貸し切り、なんとも贅沢で気分良く過ごしている。
目の前の海では、漁船が照らす白い光が輝いてとても綺麗だ。
さて、そろそろ寝ようか。



     

翌朝、5時。気分良く目が覚める。



静かな朝だ・・・
などと思って横になっていると、突然のサイレンが鳴り出す。
な、何事だ?・・・6時の時報サイレンのようだ。あー、びっくりだ(笑
一気に目が覚める思い。

     



新テントは快適そのもの、使い心地はすこぶる良い。
ソロで使うには贅沢すぎるかも知れない。



目の前の波打ち際に出てみる。
ここも素晴らしい透明度、すごく綺麗だ。

温泉、夕陽、静かなキャンプ場。
天気も上々で最高の夕陽が見られた。
最高のキャンプだった。また来なくては・・・(笑





END





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