旭又野営場(秋田県)
2004年 10月

所在地:秋田県秋田市仁別務沢
料金:無料

<秋田ソロキャンプ旅:一日目>

秋も深まって、いよいよキャンプの最高な良いシーズンになりました。
都合良く週末の金曜日に代休が取れ、3連休を確保!
こういう時は計画もソコソコに、とりあえず方向だけ決めて出発してしまいます。

まずは秋田市を目標にドライブです。



R13に出て北上します。
そのまま北上すれば良いのでしょうが、なぜか酒田方面に・・・この辺が気ままな所です・・・う〜ん良い天気じゃ〜!
新庄の手前あたりに来た所で、秋田方面隊のねこぼ隊長からメールが・・・「秋田は大雨で風強く、雷も注意報出てます」と。
・・・・無言。なんで??なんちゅう天気!?山形は晴れているのに・・・・。

しかし、目標は秋田!せっかくの連休の気まま旅!・・・と決意(?)もあたらに、昼食の中華まんを頬張るのでした。
大蔵村〜戸沢村に入った辺りで予告的中の大雨!
遊佐町を走行する頃には暗くてランプまで点く始末です。
この近辺の、「外山キャンプ場」や「八森自然公園」を見たかったのですが、悪天候であきらめました。

     

立川町の風力発電もクルクル良く回ってました(笑

      

R7を北上して秋田へ入ると、何とか小雨状態になって一安心。
象潟の「ねむの丘」は展望風呂があるそうですが、今回も時間がなくて入れませんでした。
海も荒れた状態だ・・・

秋田市内に入り、渋滞にもまれたのはpm4時ころでした。
今夜の野営地を決心せねばなりません。
候補は数箇所・・・「大滝山自然公園」「仁別国民の森」「旭又野営場」、または前回6月のさる山奥の渓流沿いの野営地・・・

悩んだ挙句、以前から行きたかった旭又野営場に進路をとりました。
秋田市から北東に向かい仁別に・・・そして道は車一台くらいの狭い山道。
熊が出そうな感じで何処までも・・・ホントにこの先にあるのか???



不安になるころにやっと、仁別国民の森の看板が出て勇気づけられます。
看板を見て少し行くと、国民の森のキャンプ場がありました。
ここにするか?とも思ったのですが、道路沿いの広場なのが気に入らない。
案内板を見ると旭又Cはさらに奥。
その先に行くと、森林博物館があり、そこの先に旭又キャンプ場があるようです。



その先はホントに大変な道!狭いんです。カーブの連続なんです!
スピードは出せません。対向車が来たらどうするんでしょう??
・・・と、思っているうちに来ました、対向車。工事関係の車が3台。
睨みあってもしょうがないので(笑)、素直に20m程バックして幅広のところですれ違い。

いや〜、スゴイとこだぁ〜、この先どこまで行くんだべ〜?!
とりあえず舗装されているものの、15km/hくらいのスピードが精一杯で、非常に緊迫した道路状況。
分岐から約3kmくらいのところで突然駐車場に到着・・・行き止まり。すごく長く感じる。
奥にトイレらしい建物。

やっと着いた〜。ここだな!!
到着したのはpm5時を過ぎていました。もうすぐ暗くなります。雨も止んだようで助かる。

駐車場とサイトには間に渓流が流れていて、小さな橋を渡ります。
周囲に熊の気配がないのを見ながら、数往復で荷物を運ぶ・・・息があがって疲れる。
いつも思うが、こういう時ほど荷物が多い・・・道具が大きいと感じてしまう。
お仲間、ホイさんのトレッキング・スタイルは一つの目標だ。
ザック一つのシンプル装備でキャンプしたいものですが、小さな道具はどれも高価でなかなか揃えられない。

さて、なぜか水場棟には蛍光灯が点いてます。
こんな山奥で誰もいないのに一晩中灯されているというのも何か不思議ですね。
水場には飲用不可の表示はなかったのですが、パイプから出し放し状態で出ています。
調べてみたところ、どうも天然水で飲用OK、登山者などは利用しているので問題なしのようです。

余談ですが、今回からいつものランタンは灯油で点けています。
ちょっとした一工夫でケロ・ランタンに早代わり(?)。なんと言っても家にある灯油は経済的。
これからはWGの1/10のコストで点灯です。



      

早速、ひとり宴会開始!(笑
雨上がりで湿ったサイトも、七厘の小さな焚き火の炎があるととても居心地が良くなるから不思議だ。
スベア123Rでクツクツと煮ている夕食は質素だけれど、ひとりの時はこれくらいで丁度良いのです。

     



脇に流れる渓流の水音だけが聞こえ、とても静かで良い感じの夜です。
携帯は当然の圏外状態。周りには誰も居ないひっそりしたキャンプサイト。
あ〜、すごく良いキャンプ!!
次第にうっすら霧も出てきました。

静かな野営の夜が過ぎてゆき、気持よく就寝・・・・おやすみなさい。



翌朝、am5時頃・・・
まだ暗いうちに、突然パパ〜ンパ〜ンと爆裂音で飛び起こされました!な、なにごと??
どうも、きのこ採りで山に入る人が熊除けに爆竹を鳴らしたようです・・・・o(;-_-;)o
連日の各地での熊被害のニュースが多い今年、ゾ〜っとして緊張。
今、ここで何事も無いのは単に幸運なだけだと実感。

その後も登山者などが数組・・・次々にやって来て鈴の音が賑やかで寝ていられない・・・・(笑
これなら熊の心配もないかと、周りの状況を見て歩くことにしました。



トイレは意外にとても綺麗。

     

左:駐車場から見たサイト、右:小橋を渡っての眺め。
森に囲まれた鬱蒼とした雰囲気です。
屋根つきの水場は夜には自動で蛍光灯が点くのだが、ワタシには邪魔だった。いい雰囲気が青白い灯りで壊れる。
SWで消せると良かったな〜。

     

山側の方にもこのようなサイトがありました。

     



周りは紅葉が綺麗です。

まだテントは濡れていますが、朝食後少し早めに撤収して後にします。
旭又野営場・・・この山深いひっそり感がたまらなくハマりそうな野営地。
又来たいのですが・・・もう雪の季節になると車では着けないでしょうね。

さて〜空を見ると綺麗な青空。さて今日は南下しつつ次の野営地を探索です。


二日目へ続く





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